レスリングに復帰された伊調馨選手ですが、復帰してから凄い痩せていますよね。心配してするほど痩せています。活動休止するときは色々ありましたもんね…
伊調馨選手が痩せたことで階級には変更があったのでしょうか?階級変更してもおかしくないくらい痩せて復帰されましたが、筋肉とかすごくなっていませんか?
ということで、伊調馨選手の痩せた事と階級についてまとめました!
もくじ
伊調馨が痩せた理由ってそもそも何が原因?
伊調馨選手といえば女子レスリングの五輪4連覇を成し遂げた女子レスリング選手の中でも有名且つ最強選手ですよね。
五輪4連覇という快挙を成し遂げたことで国民栄誉賞を受賞されています。そんな伊調馨選手が激痩せしたと話題になっています。
話題にあがったのは2018年に問題となった伊調馨選手と、メダリストを育て上げた日本レスリング協会強化本部長である栄和人氏の間で問題になったパワハラ騒動でのことです。
伊調馨選手が五輪4連覇を達成できたのも栄氏との強い師弟関係があってのことですが、伊調馨選手が競技スタイルを変えるために栄氏と決別し、男子の合宿に参加したことに栄氏が腹を立て、伊調馨選手の練習拠点である警視庁レスリングクラブへの出入り禁止をして練習場所を確保しない。
そして伊調馨選手に関わるコーチやスタッフを解任させるなどといった栄氏行動がパワハラの問題となりました。
結局パワハラ騒動については双方全面否定しお蔵入りしているようです。
「自分で判断してしまうことが多いので、扱いに困る選手だと思います」と本人も語っていますが、伊調馨選手はレスリングに対する向上心が人一倍高く、好きなレスリングの腕をさらに磨くためにした決断が騒動のきっかけとなってしまったことで、騒動の対応に追われとても精神的なダメージを受けていたようです。
そして騒動になる前の練習場所の確保ができないために当時の伊調馨選手は思うような稽古ができなかったことも、激痩せしてしまったきっかけとなったとされています。
伊調馨が痩せたことに心配の声が多数あった?世間の反応は?
伊調馨選手のパワハラ騒動があったことはワイドショーなどで大きく取り上げられていました。
マスコミ対応のために伊調馨選手自らコメントをするシーンなどもありましたが、その映像が流れた瞬間、ワイドショーの司会者やゲスト、そして視聴者は口をそろえて「痩せた」と言っていたのではないでしょうか。
もちろん伊調馨選手のことが取り上げられるとなれば五輪出場時の写真なども流れてくるわけですが、その時の写真と比べると筋肉が落ち一回り以上華奢になってしまったように感じました。
伊調馨選手といえばレスリングに勤しみ、逞しく格好良い体つきのイメージを誰しも持っていると思いますので、騒動真っ最中の伊調馨選手の体型が華奢になってしまったことは誰もが心配したことでしょう。
しかし騒動が収束し、伊調馨選手も本格的にトレーニングを再開しています。日体大生と一緒に一日中ハードなトレーニングをこなしているようなので、徐々にもとの伊調馨選手に戻って行っている最中とのことです。
現在の監督からは「仕上がりは7割」と言われているようですので、伊調馨選手の完全復活もきっと近いのではないでしょうか。
伊調馨が痩せて復帰したけど現在の階級は?階級変更はある?
では痩せたと話題になっている伊調馨選手の階級の変更はあるのでしょうか。
そもそも伊調馨選手は56kg級でレスリングの試合に挑んでいましたが、ライバルである吉田沙保里選手が56kg級で出場していたため、63kg級に階級を変更しています。そこから58kg級へさらに変更し、63kg・58kg級ともに無敵状態でした。
伊調馨選手はかねてから五輪代表として活躍するには開催の2年前としてスケジュールを組んでいるようです。
既に五輪代表をかけた一次予選となる世界選手権の出場権を獲得していますが、パワハラ騒動からまだ本格的なトレーニングを行えていないという情報もあります。
そんな中昨年には世界レスリング連合は、前回リオ五輪で伊調馨選手が挑んだ58kg級を57kg級へと変更しました。
そして伊調馨選手の復帰戦では新階級の57kg級での出場をしています。もともと伊調馨選手の体重は60kg前後であるので、難なくクリアできると予想されています。
階級を変更したのは痩せたからではなく、58kgから57kgという新階級へ改定されたことで挑む階級を変更したということになりますね。
伊調馨痩せた後の復帰戦の筋肉がすごい!
本格的なトレーニングを行えていないとはいえ、復帰戦での伊調馨選手の筋肉がすごいことになっていました!
現在所属しているALSOKの監督からは「仕上がりは7割」と言われてはいるものの、五輪などの全盛期と比べたら確かにまだ華奢なように感じますが、素人目からすると十分なほどに仕上がっているように見受けられます。
伊調馨選手はパワハラ騒動から激痩せしてしまいましたが、復帰に向けたトレーニングに関してはベテランですよね。
ゼロから身体づくりを始めるわけではないので、短いスパンの中でも鍛えるべき筋肉を鍛え上げ、復帰できるほどまでに身体を仕上げてきたのでしょうね。
さすが日本を代表する五輪アスリートです!
伊調馨の過去の成績は?
そんな伊調馨選手の過去の成績を振り返って見てみましょう。
2001年:ジャパンクイーンズカップ 56kg級優勝
2002年:ジャパンクイーンズカップ 63kg級優勝,ワールドカップ 63kg級優勝,世界選手権 63kg級優勝,全日本選手権 63kg級優勝
2003年:ジャパンクイーンズカップ 63kg級優勝,世界選手権 63kg級優勝,ワールドカップ 63kg級優勝,全日本選手権 63kg級優勝
2004年:アテネオリンピック 63kg級優勝,ジャパンクイーンズカップ 63kg級優勝,ワールドカップ 63kg級優勝,全日本選手権 63kg級優勝
2005年:ジャパンクイーンズカップ 63kg級優勝,ワールドカップ 63kg級優勝,ユニバーシアード 63kg級優勝,世界選手権 63kg級優勝,全日本選手権 63kg級優勝
2006年:ジャパンクイーンズカップ 63kg級優勝,ワールドカップ 63kg級優勝,ユニバーシアード 63kg級優勝,世界選手権 63kg級優勝
2007年:ジャパンクイーンズカップ 63kg級優勝,世界選手権 63kg級優勝
2008年:北京オリンピック 63kg級優勝
2010年:世界選手権 63kg級優勝
2011年:世界選手権 63kg級優勝
2012年:ロンドンオリンピック 63kg級優勝
2013年:世界選手権 63kg級優勝
2014年:世界選手権 58kg級優勝 ←ここから階級を変更しています
2015年:アジア選手権 58kg級優勝,世界選手権 58kg級優勝
2016年:リオデジャネイロオリンピック 58kg級優勝
2018年:全日本選手権 57kg級優勝 ←新階級(57kg→58kg)に改定しています。
毎年のように優勝をしていらっしゃいますね…すごいです。そして成績を見る通り、階級を63kg級・58kg級に変更してからは無敵状態だったことがわかりますね!
伊調馨のプロフィール
氏名 | 伊調馨(いちょうかおり) |
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生年月日 | 1984年6月13日 |
出身 | 青森県八戸市 |
身長 | 166cm |
青森県八戸市で生まれ育った伊調馨選手は、兄と姉(伊調千春さん)の影響でレスリングを始めました。
高校はレスリングの強豪校である愛知県の至学館高等学校へ進学し、本格的な女子レスリングへの道を進んでいきます。
さらに大学は中京女子大学(現:至学館大学)へ進学しさらにレスリングの腕を磨いていきます。
姉妹で出場した2004年のアテネオリンピックでは、姉の伊調千春さんは銀メダル、伊調馨選手は金メダルを獲得。
姉妹揃ってのメダル獲得はこれに留まらず、2008年の北京オリンピックでも姉の伊調千春さんが銀、伊調馨選手は金メダルを獲得しました。
その後姉の伊調千春さんは引退を表明しています。
五輪4連覇という異名は史上6人目であり、女性選手として個人種目4連覇は初の快挙で、女子レスリング界では吉田沙保里さんに続く国民栄誉賞を受賞しています。
まとめ
五輪4連覇を成し遂げる陰で、パワハラ騒動もありとても苦労されている伊調馨選手ですが、復帰戦では持前の強さを発揮してくれましたね。
激痩せをしてしまい心配の声が多数上がっている中、騒動も周囲の心配も跳ね除けるほど輝かしい復帰をしてくれました。
とはいえ、伊調馨選手本人も「恩返しをする場だ」と語る五輪への舞台への調整はまだまだこれから本格的にスタートをしていくのでしょう。
練習場所の確保ができないなどの問題もあり非常に苦労をされてきた中でこのような復帰を見せてくれたのですから、五輪5連覇の期待も当然高まりますよね!
今後も伊調馨選手の活躍に注目していきたいと思います。以上、伊調馨選手のまとめでした。