もくじ
海藻の持つ優れた栄養は食物繊維やミネラル?
「わ」はワカメ、昆布、ヒジキ、海苔、もずく、寒天といった海藻類です。
海藻類は食物繊維が豊富で、優れたミネラルバランスをもつアルカリ性食品です。
日本は四方を海に囲まれており多種類の海藻の宝庫ですから
この海の恵みを利用しない手はありません。
毎日少しずつでもいいので食べるように心がけたいものです。
海藻には体に蓄積された有害物質を排除する効果も!?
海藻のなかでももっとも多く日本人の食卓を飾ってきたのが、ワカメでしょう。
そんなワカメには、ほかの海藻類と同様に多くの栄養を含んでいるのは
言うまでもありませんが、水溶性食物繊維のアルギン酸の働きによって
体内に蓄積されたナトリウムや有害物質を排出する作用は絶大です。
余談ですが、お隣の韓国は海苔や海藻をよく食べる国ですが
韓国で出産した女性は産後1カ月ほど、毎食ワカメスープを食べ続けるそうです。
ワカメを食べると体力が回復し、お乳の出も良くなって赤ちゃんに栄養が
行き渡るとの考えからです。また子どもの成長を願い
誕生日にもやはりワカメスープが作られるといいます。
海藻の仲間、ワカメには栄養と素晴らしい効果が?
実はわかめには食物繊維やミネラルなどを豊富に含む
優れものだったことが分かりました。体の調子だけでなく美容にも有効な海藻です。
わかめはカリウムが豊富です。その他ナトリウムやカルシウムといった
ミネラルの種類が多く、ビタミン類や食物繊維も含んでいます。
カロリー、糖質がとても低いわかめは、低カロリー低糖質の食べ物です。
他にもクロロフィル、フコキサンチン、β-カロテンなど抗酸化作用を持つ
色素成分も含み、健康や美容の維持に役立ち効果を発揮します。
海藻の仲間、ワカメに注目の栄養成分フコイダンって?免疫力向上やガンの予防効果も!?
フコイダンとは、海藻が自らの身を守るために保持しているネバネバ成分で
もずく、昆布などにも多く含まれています。
フコイダンのNK細胞を活性化する働きが、免疫力の向上
がんを予防する効果が期待されています。
その他の効果や効能では、胃の粘膜の保護やピロリ菌が胃壁に付着するのを防ぐ
役割があります。この働きは、胃炎、十二指腸潰瘍
胃がんなどの予防に効果的と言われています。
フコイダンにはピロリ菌が好む、胃粘膜の粘性物質と同じ硫酸基を含みます。
フコイダンが胃の中に入ると、ピロリ菌はフコイダンに吸着したまま体外へ排出されます。
海藻の仲間、ワカメにはヨウ素やミネラル、水溶性食物繊維が豊富にある?
わかめと主な海藻類のヨウ素含有量を比較すると、昆布の含有量が20000μgと
際立っていますが、わかめも1600μgとなかなかの含有量を誇ります。
一般的に海藻類は他の食品と比べても豊富なヨウ素含有量を誇ります。
栄養素別のヨウ素を多く含む主な食品でも上位にランクインしていますね。
ヨウ素とは、ミネラルに分類される栄養の一つで、甲状腺ホルモンの成分になります。
甲状腺ホルモンは自律神経の交感神経を刺激する働きを持ち、代謝を促す効果があります。
三大栄養素の代謝を高めて太りにくい体作りに役立つほか
肌や髪などを美しく保つ効果もあり
肥満予防や美肌の維持といった美容面でも活躍します。
わかめには水溶性食物繊維のアルギン酸も豊富です。
食物繊維は不足しがちな栄養素で、なかでも水溶性の食物繊維が
不足していると言われています。
アルギン酸は体内の余分なナトリウムと結びついてナトリウムを排出し
血圧の上昇を防ぐのに効果的です。そのほか、コレステロールや糖質の吸収も抑制し
急な血糖値の上昇を抑えて脂質異常症や動脈硬化といった
生活習慣病の予防に効果が期待されています。
アルギン酸やフコイダンといった水溶性食物繊維は
腸内でゲル状となって体に有害な物質を吸収し体外に排出する効果があります。
また、腸内の乳酸菌を増やして便秘を改善し、肌荒れなど美容面での効果も発揮します。
わかめはミネラルもたくさん含む海藻です。
ミネラルは体の健康維持や美肌や美髪などの美容の維持にも必須の栄養です。
中でもカリウムが多く細胞内の水分量や浸透圧を調節する効果
ナトリウムの排泄を促す作用などがあります。
カリウムを豊富に含むわかめは、高血圧の予防やむくみの解消にも効果的です。
また、マグネシウムも含み、骨を形成する作用
300種類の酵素の働きを助ける(補酵素としての)効果などがあります。
その他、味覚の維持に効果のある亜鉛、貧血予防に役立つ鉄分
カルシウムなどの栄養も含みます。
海藻の仲間、昆布の栄養は?健康と美容にもいい!
昆布を煮た時などに出てくる独特のねばり成分は「アルギン酸」や「フコイダン」
といった海藻特有の水溶性食物繊維で、昆布の含有量は多く
乾燥重量の約10%と言われています。
糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑えてくれます。
フコイダンの腸から免疫力を高める作用も注目されています。
カルシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨウ素(ヨード)などのミネラルは
体の組織を作ったり、調子を整えたりする大切な栄養素です。
例えば、昆布に含まれるミネラルは牛乳の約23倍。カルシウムは約7倍
鉄分は約39倍も含まれています。
ヒトの身体に流れる血液やリンパ液は、海水の成分と似ていると言われています。
他の食品に含まれるミネラルに比べ、昆布のミネラルは体内への消化吸収率が高く
その約80%が体内に吸収されると言われています。
海藻に含まれる褐色の色素成分「フコキサンチン」は、脂肪の蓄積を抑えます。
たまった体脂肪を燃やすたんぱく質「UCP-1」の活性を上げる
というダブルの作用があります。主に内臓脂肪に届いて作用し、高めの血糖値を下げ
筋肉での糖の利用を促す。
うまみがあると、おいしいと感じられる塩分濃度が低くなるため
美味しく減塩することができる。また、グルタミン酸は
胃にあるセンサーに作用して胃腸の働きを良くし過食を防ぐそうです。
同じ海藻類の仲間だけあって同じ成分もありましたね!
海藻の仲間、アカモクとは?
アカモクは海藻の一種でひじきの仲間だそうです。
旬の時期は3月~5月ですが、美容や健康にいいスーパーフードとして知られています。
ワカメと比較しても
・カリウム1.6倍
・鉄5.2倍
・カルシウム1.2倍
と栄養価がとても高いです。
海藻の仲間、アカモクには花粉症とダイエットがある?
アカモクは花粉症への効果が高いことでも有名らしくて、実際の研究でも裏付けるデータが
出ているそうですよ!では、何故花粉症への効果が凄いのかというと
アカモクを食べると超の免疫細胞が刺激され、症状を抑える物質が増えるそうです。
花粉症への効果を実感するには毎日乾燥タイプで300mgの量で大丈夫だそうです。
他にもアカモクに含まれている「フコキサンチン」という成分が脂肪の燃焼効果を
アップさせるみたいです。このフコキサンチンが一番多く含まれている海藻が
アカモクみたいで、ダイエットにも最適な食材だそうです。
この成分は褐色細胞に関係なく脂肪を燃焼させてくれるため、ダイエット効果が
高いみたいですね。
特に旬のものだと成分の量が約3倍も含まれているそうです。
しかし、食べて1日でなくなってしまうので毎日継続して食べることが大事です。
まとめ
海藻類の栄養や効果などまとめてみましたがどうでしたか?
今回はワカメ、昆布、アカモク、メインでしたが海藻類に色々な効果や
予防につながるような食べ物だとは思いもしなかったですね!
これからは、意識して食べるといいかもしれませんね!